屈折について

4.年齢と屈折
 幼児は身体が小さいために当然眼球も小さく、そのために一般に軽い遠視です。それが身体の成長と共に眼球も大きくなると遠視は減って6〜7才(小学校入学前後)でほぼ正視にまで発育します。そして発育しすぎると近視になります。下図より小学校低学年ではいかに遠視が多いか、また中学生になると遠視がずいぶん減り、かわりに近視が増えていることがよく分かります。
 
 一般に近視は近業に対する適応現象とも言え、身体の発達が止まる18才くらいまで進行するのが普通です。しかし、事務職やコンピューターを長時間使う人は、成長期の終わった大人になってからでも近視が進むことが多いといわれています。